月別アーカイブ: 2016年1月
私と他者との絶対的な境界
2016年1月13日 哲学
てつさらです。 前回の投稿では、主体と客体との区別の消失を安易に主張する一部の仏教的な態度に対しての疑問について書きました。 この、自己と他なるものとの境界をまたぐことに関しては、デリダのメルロ=ポンティ批 …
主体と客体との区分が消失する?
2016年1月13日 哲学
てつさらです。 先日の投稿で、仏教の座禅や瞑想による訓練の結果もたらされる特異な精神状態が、脳の幻覚に過ぎないのではないか、ということを書きました。 それとちょっと関連する話なのですが…… 私は、仏教的な無 …
あなたの最も古い記憶は?
2016年1月11日 その他
てつさらです。 皆さんにとって最も古い記憶は何でしょうか? これは確か、作家の五木寛之氏の話だったと思いますが……(間違っていたらすみません)、氏が若い頃、ボクシングのモハメッド・アリにインタビューしたそう …
宗教的な体験は脳の幻覚?
2016年1月10日 哲学
てつさらです。 NHKスペシャル『超常現象―科学者たちの挑戦』という番組の再放送があったので、見ました。 テーマは、臨死体験や死後の生まれ変わりについてでした。 その番組によると、臨死体験は、単なる脳の異常 …
東京オリンピックより、東京パラリンピックに期待しよう
2016年1月9日 その他
てつさらです。 2020年の東京オリンピック、開催が決定したときは、ちょっと期待するような記事も書きましたが……、 新国立競技場の建設費の問題とか、エンブレムのパクリ疑惑とか、時間が経つにつれてさまざまな問 …
両極端の結びつけによる悲劇の乗り越えの方法
2016年1月7日 哲学
てつさらです。 去年は何度か、読書会に参加しました。 その中の一回が、芥川龍之介の短編のいくつかを課題にしたものでした。(課題となった作品は、「杜子春」「地獄変」「蜘蛛の糸」「歯車」「蜃気楼」「羅生門」「鼻 …
「宇宙の缶詰」としての待庵
2016年1月5日 哲学
てつさらです。 前回の記事で、「待庵」という茶室の持つ、特異な内と外との関係について述べました。 待庵では、外に捨て去ったものが、内部に存在するとされます。これは明らかに論理矛盾です。 この矛盾をどう考えた …