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哲学

世阿弥による乗り越えの方法

  てつさらです。 前回の投稿の続きです。 主観と客観の対立を乗り越える方法はあるのでしょうか。 その一つの方法が、世阿弥の説いた「目前心後」あるいは「離見の見」というものでしょう。 「目前心後」、「離見の見」 …

主観と客観の対立

  てつさらです。 言うまでもないことですが、ものごとを主観的に見るか、客観的に見るかによって、その見え方は大きく変わります。 例えば、次のようなケースを考えてみましょう。 現在、日本はドジョウを中国から輸入し …

私と他者との絶対的な境界

  てつさらです。 前回の投稿では、主体と客体との区別の消失を安易に主張する一部の仏教的な態度に対しての疑問について書きました。 この、自己と他なるものとの境界をまたぐことに関しては、デリダのメルロ=ポンティ批 …

主体と客体との区分が消失する?

  てつさらです。 先日の投稿で、仏教の座禅や瞑想による訓練の結果もたらされる特異な精神状態が、脳の幻覚に過ぎないのではないか、ということを書きました。 それとちょっと関連する話なのですが…… 私は、仏教的な無 …

宗教的な体験は脳の幻覚?

  てつさらです。 NHKスペシャル『超常現象―科学者たちの挑戦』という番組の再放送があったので、見ました。 テーマは、臨死体験や死後の生まれ変わりについてでした。 その番組によると、臨死体験は、単なる脳の異常 …

両極端の結びつけによる悲劇の乗り越えの方法

  てつさらです。 去年は何度か、読書会に参加しました。 その中の一回が、芥川龍之介の短編のいくつかを課題にしたものでした。(課題となった作品は、「杜子春」「地獄変」「蜘蛛の糸」「歯車」「蜃気楼」「羅生門」「鼻 …

本来性と異質性

  てつさらです。 今回は、かなり時期を逸した内容の記事になりますが……、 去年、日本各地でかなり盛り上がったハロウィンのイベントについて、西川貴教という芸能人が、twitterで次のような発言をしたことが話題 …

「宇宙の缶詰」としての待庵

  てつさらです。 前回の記事で、「待庵」という茶室の持つ、特異な内と外との関係について述べました。 待庵では、外に捨て去ったものが、内部に存在するとされます。これは明らかに論理矛盾です。 この矛盾をどう考えた …

待庵の芸術性

  去年の年末に、NHKの短い番組で、「待庵」を紹介していました。(かなり前の番組の再放送だったと記憶しています) 国宝「待庵」は、千利休が作ったとされる茶室の中で、唯一現存しているものです。一目見てわかるよう …

ヘーゲル『精神現象学』の読み方

  てつさらです。 少し暇になったので、ヘーゲルの『精神現象学』を少しずつ読み進めています。 この本、何度か挫折しているんですよね。(大昔に、よく分からないまま、一回通しで読んだくらいです。) 挫折の原因は、あ …

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