てつさらです。

今日、興味をひかれたニュースは、この「セグウェイ、中国のライバル企業Ninebotに買収される」です。

“Segwayが中国のライバル企業に買収された。北京に本拠を置くNinebotは現地時間4月15日、同社がSegwayを買収したと発表した。Ninebotは2012年の設立で、以前には米国に本拠を置くSegwayから特許侵害で訴えられたこともある。(中略)
Segwayは2014年に入り、同社の特許を侵害したとして、パーソナルトランスポーターを手がける多くのメーカーや販売元を訴えたが、そのうちの1社がNinebotだった。”
(Yahooニュースより引用)

つまり、特許を侵害したと訴えられていたNinebot社が、訴えていたSegway社そのものを買収してしまったわけです。本当に特許侵害があったかどうかはわかりませんが、この買収によって訴えそのものが取り下げられることは間違いありません。

私的には、こういうのって、何かしっくりきませんね。企業買収によって、Segwayというイノベーションのオリジナリティの出所が曖昧になり、無効化されてしまったわけです。つまりお金の力が、起源というものを消し去ってしまったのですから……。

でも、よくよく考えてみれば、そもそもお金というものは、ものごとの起源というものと相性がよくないのかもしれません。例えば、お札を見て、それがどこに起源を持つものなのか、誰の手を経巡ってきたものなのか、人は普通気にしませんからね。それがもともとは犯罪によって生み出されたものなのか、あるいは聖者によって生み出されたものなのか、お金はというものは、その起源を、人々の手の間を経巡る間に、消し去ってしまうのです。

以上、てつさらが、さらっと書きました。