あけましておめでとうございます。

今、お正月休み中なのですが、時間があったので、さっきまでネット上である動画を探していました。

当の動画はなかなか見つからなかったのですが…、その代わり、去年公開された映画『恋は雨上がりのように』の主題歌「フロントメモリー」のMVとたまたま出会うことができました。(こういうの「セレンディピティ」っていうのかしらん?)

この映画自体は未見なのですが…、この主題歌はいいですね。映画の方も、レンタルして見てみよう。

この主題歌を歌っているのは、鈴木瑛美子という歌のとても上手な人です。そうそう、以前、湖池屋のポテトチップスのCMでも熱唱していましたね。

ちなみに、映画で主演している小松菜奈という女優&モデルさんは、本当に魅力的な女性ですね。この時代の芸能界を象徴するアイコン的存在だと思います。

それから、この主題歌を風戸蘭七という人がカバーしています。この人も歌上手いですね。

関連動画を調べているうちに、この歌のオリジナルは、神聖かまってちゃんのものであることもわかりました。オリジナルの方は、かなり粗削りで不安に満ちたものになっていますね。

 

あぁ、なんか大幅に話題がずれてしまいましたが…、

そもそも私が最初に探していた動画は、「松本人志のコントMHK」 という、NHKでかつて放送されていた番組の中のあるコントでした。それを探すのにかなり時間がかかってしまったのですが、なんとか見つけ出すことができました。(たぶん、すぐ削除されると思いますが…)

動画を見ていただくと分かるように、このコントは大きく2つのパートに分かれます。ストーリーの大半を占める1つめのパートでは、あるCM
撮影の終了後、「オンリー」(CMや映画の撮影現場でセリフなどを別に録音すること)を録音するダウンタウンの二人の滑稽なやりとりが進行します。セリフはスポンサーの関係上必要な商品名に関するものです。

延々と続くそのやり取りがなんとか終了したその時、ふいに2つめのパートが始まります。それはそれまでのコントの枠外から突如暴力的に介入してくるのです。二人の収録のやり取りを見ていた番組のスポンサー会社のある新人社員が、社長が決定した商品のネーミングに対して異論を唱え始めます。その結果、商品名が変更になり、オンリーの収録が全て一から録り直しとなってしまうのです。

このコントでは、2つの異なるストーリーが、暴力的に結びあわされていて、それによって、全体が立体的な構造になっています。そういう手法の観点からも、これはかなり秀逸なコントだと言えるでしょう。

コントに限らず、歌の歌詞でも、小説でもなんでも、単層的な、一つの枠組みだけからなるものは、もう飽和状態で、誰の興味も引きません。現代において何かを創造する際には、複数の次元を無理やり結びつけることで立体的なものを構築するという手法が、これからは主流になってくるのではないかと思います。

少し話がずれるかもしれませんが…、私も利用している「17ライブ」のようなライブ配信アプリでは、視聴者は自分の好きな人の配信にいつ入ってもいいし、いつ出ても構いません。またコメントをするタイミングも自由です。ですから、配信中にある話題が盛り上がっていても、その途中でいきなり新しい視聴者が入ってきて、それまでとは全く文脈の異なるコメントをしたりすることもしょっちゅうあります。そのようなコメントに対し、「おい、空気読めよ」と思うこともよくあるのですが…、でも誰もそれを阻止することはできません(逆に、自分自身が全く空気の読めないコメントをしてしまう可能性もあるのです)。異なる文脈にある複数のものが無理やり結びあわされるという意味でも、ライブ配信アプリは、かなり現代的なツールだと言えるかもしれません。

ところで、このブログの記事自体、無理矢理、複数の話題を結びつけて書いてみましたが…、あまりうまくいかなかったかな。う~ん。