ここ最近、ヤクオフやメルカリでネットオークションやフリーマーケットをやってみた結果、改めて気づいたことがあります。

一つの商品を売るのは、とても大変だということです(まあ、当たり前のことですが…)。

私の場合、出品したもののうち、実際の売れるのは、今のところ1/10程度でしょうか。また、売却の平均単価は、(比較的安価な書籍中心ということもあり)だいたい1000円程度です。

わずか1000円の売り上げを上げるのに、その10倍もの出品をしなければならないのです。

私の場合、自分が持っている蔵書の中で不要のものを出品している状況なので、本の購入費用は特にかかっていません(もちろん、以前その本を購入した時にはお金を払ってはいるわけですが、とりあえず捨てるつもりだった不要品なので…)。もし、本を仕入れてそれを転売するとなると、そのための購入費用が別途必要になってきます。

さらに、出品や発送などを人を雇ってやったり、店舗も併用して持っていたりすると、そのための費用も相当かかります。

そういう事をいろいろ考えていくと、本の転売というのは、本当に薄利多売の商売だということが分かります。

計算すると、元となる本を仕入れるために払えるお金は、売却額の5%程度に抑えなければならないのではないでしょうか。1000円の商品を売るためには、本の仕入れ価格は50円程度しか払えないということになります。

よくブックオフなどに本を持っていくとすごく安く買い叩かれるというような話を聞きますが(私も一度だけブックオフに本を売りに行ってひどくがっかりした記憶があります)、上記のようなことを考えると、それも仕方ないのかなと思えてきます。逆に、よくこれまで商売を続けてこられたなぁ、という印象の方が強いです。

実際に体験すると分かってくることって、いろいろありますね。