昨日の投稿で、ヤフオクやメルカリに不要品を出品しているということを書きました。

当然、出品する際に値付けをしなければいけないのですが、その時に参考にするのが、過去のオークションでの落札金額や現在出品されている他の人の値付け、そして Amazon で販売されている中古品の値段などです。

それについて、とても気になっていることがあります。Amazon での中古品の値段と、ヤフオクやメルカリで出品されている同じ物の値段があまりにも違いすぎる場合があるということです

例えば、ジェラール・ジュネットの『物語のディスクール―方法論の試み』という絶版になっている本があるのですが、定価5,400円のその本が、Amazon ではなんと100,254円というとんでもない値段で売り出されています(2018年1月4日現在)。

しかし、ヤフオクなどの過去の落札価格を見ると、せいぜい6,000円程度です。

私はこの本を所有しているのですが、もし10万円で売れるのだったら今すぐに出品するでしょう。でも、6,000円程度だったら手放す気はありません。

価格設定に15倍以上も差があるというのは、やはり普通ではありませんね。どうしてこれほどの差が出てしまうのか全く謎です。

ことほど左様に、商品の値付けというのは難しいものですが…

それでも、ド素人の私でも、過去の落札金額やAmazonでの売り出し価格を見ればある程度の値付けができるというのは、驚くべきことですね。(よほどの専門分野に特化したところ以外)商品を右から左に動かすだけの、セドリ的な古書店というのは、今やそれほどの専門知識がなくても、誰でもできる商売になったということでしょうか。