去年の暮れあたりから自宅の蔵書等を整理しています。

あまりに蔵書の数が増えすぎて収拾がつかなくなっていたからです。

不要になった本をまとめて古書店やブックオフなどに売ってもいいのですが、大切にしてきた本を二束三文で買われるのもなんとなく嫌なので、勉強がてら、ヤフオクやメルカリで売ることにしました。

なにぶんにもそういうことをするのは初めての経験です。メルカリでの最初の取引では、送料を計算していなくて赤字になってしまいました(いい勉強になりました)。

最初、出品は大変じゃないかと思っていたのですが、やってみると意外と簡単ですね。特にメルカリの「カウル」という書籍やCD等の売買専用のシステムを使えば、スマホでバーコードでの商品検索ができるので、1商品当たり1分もかからないで出品が可能です。ただ、数多く出品してもなかなか売れないのでがっかりしてしまいますが…。

一週間ほど出品して、何冊かは落札されました。

やってみて面白いと思ったのは、こちらが価値があると思って出品した本はなかなか売れずに、こちらが全く価値がないと思っていた本が、結構高値で売れるということです。この辺はなんとなく資本主義の本質を見るような気がしますね。

それから、私はメルカリとヤフオクの両方を利用しているのですが、何故かほとんどがヤフオクで落札されています。どちらかと言うと私が出品しているものは人文系の専門的な本が多いので、そういう分野の本は、ヤフオクの方が適しているのかもしれません。

でも、やっていて一番困ることは、なかなか落札されないことで、本来の目的である不要品の処分がなかなか進まないということです。逆に、出品中の本をきちんと保管しておかなければならないので、そのためのスペースを取ってしまうのです。本末転倒だぁ、うーん。

やっぱり、不要品はまとめて古本屋かブックオフにでも叩き売った方がいいのかな。