てつさらです。
少し古い話題になりますが……
『山田孝之の東京都北区
本当に奇妙なドラマでした。
役者としての自分に限界を感じた山田孝之が、漫画『ウヒョッ!東京都北区赤羽』に影響を受け、北区赤羽のアパートに実際に引っ越してしまいます。そのでの住民たちとのさまざまな交流が描かれているのですが……。
もちろんこれは、フィクションなのですが、登場する人物たちの多くは、実際に赤羽に住んでいる人たち(素人)で、彼らは演技をしているのか、素なのかが、見ていて良くわからなくなってくるのです。
一緒に酒を飲んでいるといつもいきなり怒り出して、山田孝之に食って掛かるおっさんとかもいて、その人がスタッフに指示されて怒っているのか、やっているうちに本気に怒ってしまったのか、あるいは本当に怒っているのかが、不明なのです。
もう、演技の上手い下手というレベルとは全くの異次元に連れて行かれる感覚でした。
このドラマは、日本のテレビドラマが行きついたある種の極北なのかもしれません。
以上、てつさらがさらっと書きました。