てつさらです。

ピクトグラムというと、たしか1964年の東京オリンピックの時に初めて登場したと記憶していますが……。

そのピクトグラムについて、面白い記事を見ました。

「スカートを履かない」女性用ピクトグラムがあるというのです。

男性はズボンで、女性はスカート。昔から、世界中のどこに行っても変わらないトイレのピクトグラムは、本当にそのかたちである必要があるのだろう? そう考えたロンドンのデザインスタジオがつくり出したのは、「スカートを履かない」女性用ピクトグラムだった。
「WIRED」の記事より引用

多分これは、男女の性差を服装で区別することについて、ポリティカル・コレクトネス的配慮を行った結果の新デザインだと思います。

この件に関して、 twitterなどでも評されているのですが、これは難しい問題ですね。

スカートの代わりに、体型や足を開くか閉じるか、等によって男女を区別しているようですが。

体型やしぐさを性差の区別の要素にすること自体、別のポリティカリー・コレクトな問題を引き起こしてしまうかもしれないからです。

そもそも、ピクトグラムは、世間一般に広がっている印象やイメージを利用するものですから、そのことについてポリティカル・コレクトネス的議論を始めると、ピクトグラムが依って立つ前提自体を否定せざるをえなくなってしまうことは避けられないと思います。

非常に難しい問題ですね。

以上、てつさらがさらっと書きました。