てつさらです。

今見たニュースですが……。

大阪都構想、結局、住民投票で否決されましたね。もっと反対票が多いと思っていましたが、本当に大接戦だったようです。

橋下市長は、現状の政治システム、官僚システム自体に手を入れようとしたようですが、いくら絶大な支持を誇る彼でも、これはさすがに難しかったのではないでしょうか。それほど、戦後70年間で出来上がってしまった政治&官僚システムを壊すというのは、一政治家の努力くらいではどうにもならないくらい困難だったと思います。

特に、国、地方問わず、官僚システムを壊すというのは、不可能に近いのではないでしょうか。あのGHQでさえ、日本の戦前の官僚システムを変えることより、それを上手く利用することを選んだほどですから……。

大阪市&大阪府を再生させるためには、橋下氏はじめ大阪維新の会の人たちは、もっと別の道を歩むべきだったのではないか、そう思います。

例えば、大阪の都市部に関しては、よりグローバルな方向へ向いた「メガ・リージョン」の方向をめざし、田舎の街については、「ローカル・ハブ」の方向をめざすべきだったように思えます。(前者の理想となるのは、例えばロンドンやシンガポールのような大都市であり、後者の理想となるのはドイツの地方都市です。)

橋下氏は、大阪改革のやり方として、政治、官僚システムに手を入れるという、泥沼に足を取られるしかない方法を選んでしまったがゆえに、一敗地に塗れてしまったのだと思います。

以上、てつさらがさらっと書きました。