てつさらです。

アップルの創設者、スティーブ・ジョブズが、自身のiPadに唯一ダウンロードしていたという書物が、「あるヨギの自叙伝」という本だそうです。

Amazonの紹介文によると…

ヨガを行ずる者をヨギという.本書は,ヨガの聖者,パラマハンサ・ヨガナンダ師が,波瀾に富んだ自己の生涯,インドの偉大なヨガの聖者たち,ヨガの数々の奇跡を近代科学の言葉で記述した興味つきぬ自伝.読者諸氏は,師の魅力的な人物,生涯,そしてヨガが有する霊的世界に,必ずや引きこまれるであろう。

そういう本だそうです。この手の本を愛読するとは、やはりジョブズはただ者ではありませんね。

湯川鶴章氏によると、ジョブズは、「目に見える世界を超越した何かが存在する」ことを信じていたそうです。

(ジョブズは、)60年代に米国でヒッピー・ムーブメントが起こったときに、「目に見える世界を超越した何かが存在する」ことに気づいたという。いい仕事と家庭を持って豊かな生活をするという日常とは別の何か。自分たちはコインの表で生活しているが、実はコインには裏もあった。その「目に見える世界を超越した世界がある」という世界観を持っているという意味において、ジョブズは自分と自分のチームのことをヒッピーだと表現している。ヒッピーは仏教などの影響を受けて、瞑想に取り組んだり神秘現象を信じたりしていたからだ。

(ITジャーナリスト・湯川鶴章氏のブログより)

ジョブズが、禅の思想を深く勉強していたことも有名ですね。

ジョブズの真価は、この世の中に否定の契機(ヨガや禅の思考など)を見いだし、その否定を梃子に、認識の段階を一段、上に昇ったことにあると思います。、

そして、それを哲学の分野でそれをやったのが、ヘーゲルなのだと思います。

以上、てつさらがさらっと書きました。