てつさらです。

我が家には、ポプリというトイプードルがいるのですが……。

そのポプリの寝顔なんかを見ていて、いつも心配になることがあります。

「ポプリは我が家に飼われて、幸せなんだろうか?」、ということです。

もちろん、ひもじい思いをさせたり、虐待したりすることはありません。ですから、我が家に来てから、ポプリが生命の危険を感じたことは一度もないと思います。

悪さをすると、叱ることもあります。その時は、悲しげな顏をしています。でも、大抵、数分後には仲直りするので、それほど辛い思いはさせていないと思います。(そもそも、悪さをしたのはポプリの方ですし……)

散歩に連れて行く前とか、アイスクリームを食べさせる前は、とても嬉しがって、ぴょんぴょん飛び跳ねたりしています。その時は幸せを感じているのかな?

仕事などで長時間留守番をさせて、私や家族の者が家に戻って来た時なんかも、とても喜びます。その時も、幸せを感じているのかな?

そもそも、ワンちゃんの幸せというのが、何を意味するのか、よくわかりません。もしかしたら、人間に飼われていること自体、ワンちゃんにとっては不幸なことなのかもしれません。ひもじい思いをしようとも、孤独を味わおうと、自由に生きた方が幸せなのかな?

また、生物にとっては、自分の遺伝子を後世に残すことこそ、最大の生きる意味かもしれません。そうだとしたら、ポプリは大変不幸なワンちゃんだということになりそうです。(ポプリには、そういう経験がないですから……。)

もしかしたら、幸せという、人間にしか当てはまらないかもしれない言葉を、ワンちゃんに無理やり当てはめようとしていることで、混乱が生じているのかもしれません。幸せとは、ある程度の時間の幅を必要とする概念でしょうが、ワンちゃんにはそんなに長い記憶力はないでしょうから、そもそもこの概念は当てはめようがないのかもしれません。私には、その瞬間、その瞬間の感情の動きがあるだけのような気もします。

今も、ポプリは私の傍らで、スヤスヤと眠っています。その無邪気な横顔は、けっこう幸せそうに見えます。わからないけど……。

以上、てつさらがさらっと書きました。