てつさらです。

最近よくテレビで流れているCMといえば、リクルートの「タウンワーク」。そう香取慎吾らが出ている、スーパーを舞台としたアルバイト紹介のCMです。

このCM、バイト中のさまざまな場面が組み合わされて構成されています。

店頭に商品を並べたり、初めてのレジ打ちに挑戦したり、シフトのことでケンカしたり、誕生日にサプライズしたり……。

その中で、あきらかに他の場面とは雰囲気が異なるシーンがあります。

バイトリーダーっぽい香取慎吾が、雨の中、バイトの女の子に愛を告白されているシーンです。(上記の動画では、15秒くらいから)

女の子がずぶ濡れになりながら、香取信吾の背中に向かって「好きです、同じシフトじゃダメですか!?」と叫んでいます。

もちろん、このシーンを挿入した目的は、「この雑誌でバイトを見つければ、こういう恋に出会うチャンスも広がりますよ」……といったことを訴えたいのかもしれません。

でも、それだけでは収まらない何かを感じます。このシーンがあるのとないのでは、このCMの全体像や、スーパーの人間関係の総体が全く異なってしまうように思うのです。

以前の投稿で、「世界を変えるには、梅の花一輪あればいい」というようなことを書きました。

梅の花一輪が目に入るだけで、他は何も変わらないにもかかわらず、月を含めたこの世界の見え様が一変する(それまでの冬の世界から、春の兆しを感じる世界へと一変する…)こともありうるのです。
(前述の投稿より)

私にとって、このCMにおける雨の告白のシーンは、上記の「梅の花一輪」に相当するのです。

以上、てつさらが、さらっと書きました。