てつさらです。

アメリカのトランプ次期大統領の就任が近づいています。

私はこの人の言動に少なからず危惧を抱いています。(前大阪市長のように、こういう人物を絶賛する馬鹿な元政治家もいますけれど…)

あたしはアメリカ人ではありませんが、やはりアメリカはこういう人物を大統領に選ぶべきではなかった。

イギリスの EU 離脱、そしてこのトランプ氏の大統領選勝利など、2016年は本当に驚くべき民意が示されました。

世界全体が保守化しているこの時代、人々は非常にわかりやすい政治家の言葉に踊らされているように思います。

たとえば自分の国にたくさんの移民が来て、我が物顔に振る舞ったら、誰でも嫌な気持ちになるでしょう。保守派の人たちはそういう人間の本能的な感情に訴えます。

しかし本当の民主主義を育てるには、我々はそういう人間の本能的な感情をいったん括弧に入れなければならないのです。

政治家がポリティカルコレクトネスを重視しなくなったら終わりです。それはもちろん建て前の世界かもしれませんが、人々を導くリーダーがその建て前を失ったら、社会は秩序を失ってしまうのです。それは単にきれいごとを並べるという事ではなく、政治家とはそういうものなのです。

そういうリーダーを選ぶことこそ、その社会が本当の意味で成熟しているかどうかの分岐点になると思います。

以上、てつさらがさらっと書きました。