てつさらです。

私は、自分のスマホに、amazonショッピングのアプリを入れています。

Amazonで買い物をするときのためのものなのですが、このアプリには便利な機能があります。

スマホのカメラで本やDVDなどの表紙を見ると、表紙の文字などを読み取って、その本のページに行けるのです。

当然、そのページでは、その本の中古価格などもわかりますから、セドリの人にも便利な機能ですね。

ときどき全く違う商品のページが表示されるのはご愛敬ですが……、このアプリを入れてから、私は自分の蔵書やDVDがどれくらいの中古価格で販売されているのかをよく調べています。

当然、絶版の本は高くなりがちですし、反対にベストセラーになって大量に出回った本なんかは、非常に安くなりますね。

いろいろ調べた中で、今のところ一番高額だったのが、このDVDですね。

でも、このアプリを使いだしてからちょっと困ったこともあります。

自分が気に入っていて大切にしている本が、中古価格で1円、なんてこともありますし、逆にほとんど持ってたことすら忘れていたような自分にとって価値がなかった本が、思わぬ高値で売られていたりします。

そうなると、何となくそれまで大事にしていた本を軽んじるようになったり、どうでもよかった本を急に大事に思ったりしてしまうのです。

もちろん売るつもりはないので、そういうamazon内での価値は意味がないものなのですが……。

自分自身にとっての価値(評価)と、他人の目を通しての価値(評価)の差、これはケインズの美人投票の話とも関連しますね。

それに、amazonでの中古価格と、本自体の価値との乖離の問題もあります。(歴史的に価値のある本が必ずしも高い価格で取引されるわけではありません)

そう考えていくと、本の本当の価値って何なのか、よくわからなくなってきます。

以上、てつさらがさらっと書きました。